中山晋平作曲「東京音頭」と、ラフマニノフ《前奏曲 第5番 ト短調 作品23-5》の一部。

コンサートホール:BAO-Y HALL TOKYO ↗
音楽への入口
リズムを通して、二つの音楽世界が出会う
中山晋平作曲の「東京音頭」は、日本の夏祭りや盆踊りで広く親しまれてきた音楽です。BAO-Yは以前から、日本の伝統音楽が持つ独特のリズムや旋律と、クラシック音楽を結びつけることを試みてきましたが、二つの世界を自然に結びつけることは容易ではありませんでした。
この作品では、東京音頭の旋律と、ラフマニノフ《10の前奏曲》作品23より《前奏曲 第5番 ト短調》の一部を組み合わせています。ラフマニノフの前奏曲が持つ力強く明確なリズムと東京音頭が重なることで、日本の太鼓を激しく打ち鳴らしているかのような躍動感が生まれました。
単に東京音頭をクラシック風に編曲するのではなく、日本の祭りが持つ生命力と、クラシックピアノの重厚な表現を、一つの作品の中で出会わせることを目指しています。演奏には高い技術が必要で、特に終盤のアッチェレランドでは、速度を上げながら勢いと明瞭さを保つ必要があります。

注目するところ
祭りの色彩が、リズムを空間へ広げる
- 提灯と変化する照明が、音楽の祭りらしさへの視覚的な入口をつくります。
- 楽譜を表示し続けることで、音楽の構成と高度なピアノ表現を中心に置きます。
- BAO-Y HALL TOKYOは実在する施設ではなく、音楽の対比を光と空間に広げるためのバーチャル・コンサートホールです。
聴く・理解する・弾く
この作品から進める場所
日本の祭りのリズム、太鼓のような躍動感、クラシックピアノの重厚さの出会いです。
特に終盤のアッチェレランドに高い技術を必要とする作品です。演奏に取り組む方のために楽譜を用意しています。

